・上司から部下に仕事を振れと言われるけどできない
・自分でした方が早い
・振ると嫌な顔されそうで怖い
部下に仕事を振ることで確実に成長に繋がります。
逆に言えば仕事を振れない上司は部下を信用していなかったり、成長させる気がないと私は思います。
成長させたいなら信じて任せてみようって話です。
私は20年以上接客業に努め、数々の試練を乗り越えてきました。
乗り越えられた理由は他でもない優秀な部下のお陰であると感じています。
仕事を任せ、必要な時にだけフォローするスタイルを貫いてきたことで確実に成長に繋がっています。
この記事は部下に仕事を任せることでどう成長するのか、信じる事によってあなたにどんな明るい未来が待っているのかについて書いていきます。
部下を信じて任せる力(Vol.1)
Q1.あなたは部下を信じて仕事をしていますか?
答えは「Yes」
大半の方はそう答えるでしょう。
ではもう一つ質問です。
Q2.仕事を部下に任せていますか?
答えは「Yes」ですか?
それとも「No」ですか?
ここで「No」と答えた方は是非この記事を読んでください。
「No」と答えたあなたは部下を信用していない、または信用しきれていない可能性があります。
部下を持つと仕事が増える
部下を持ったあなたはおそらく自身の仕事が手一杯になっているのではないでしょうか?
部下を持つことで研修や指導などを行うこともあると思います。
これまでは与えられた業務を「こなす」だけで良かったものが「こなす」だけでは回らなくなってくるはずです。
仕事が回らなくなる理由は単純に仕事量が増えるから。
そうです、部下を持つと仕事が増えるのです。
「何の仕事が増えたのか?」と聞かれると言葉に詰まるのですが、全体的に雑務など様々が業務が増えているのです。
その積み重ねで自然に仕事が増えているものなのです。
逆に全く増えていないと感じるようであればよっぽど効率よくできているか全くできていないかのどちらかなのかなと思います。
どうしても残業しなければならない場合はサービス残業ではなく、【残業の付け方・やり方】残業を認めてもらう2つのコツを解説を見て、残業の付け方を覚えましょう。
定時で帰りたければ【仕事が定時で帰れない】笑顔で帰る5つのコツを教えますも一緒にご覧ください。
思い切って任せる=部下を信じる
仕事が増えるとどうなるかというと、要領良く仕事ができない方(部下に優しい方)は自身で全ての仕事を抱え込んでしまいます。
要領良くこなせるのであればそれも良いのかもしれません。
しかし大半の方は部下を持ったばかりのタイミングであればやる気に満ち溢れており、「結果を残してやろう!」という熱意から自身でやり遂げようとするのではないでしょうか。
しかし、自身で全てをやり遂げるのではなく部下の力を信じて任せる能力も必要になります。
仕事を任せる相手は誰でも良いわけではありません。
【仕事の業務を把握せよ!】仕事を任せる前に絶対に考えるべき1つの事で任せる前に考える事をご覧ください。
冒頭でのQ2で様々な仕事を部下に任せていますか?の問いに対して「Yes」と答えた方は部下の力を信じて任せる能力があると考えています。
仕事を任せて成長させてあげようという気持ちがあるという事なのです。
とても部下思いな上司ですね。
成長させたいと思っているが、「任せたら嫌がられるかなぁ」などネガティブに考えていてはいつまで経っても相手を成長させてあげられません。
部下の成長のためにも思い切って任せてみましょう。
任せる勇気を持ってください。
部下を信じてあげてください。
それがきっと成長に繋がりますから。
初めての仕事を教える時には【仕事教え方ガイド】教え方には流れがある!たった1つのコツを解説を参考にしてみてください。
任せるメリット・デメリット
【あなた】
メリット
①他の業務に着手できる
デメリット
①思い通りの出来栄えにならないことがある
②何度も途中経過を確認する手間が発生する
【部下】
メリット
①仕事のマンネリ化を防ぐ
②担当意識が高まる
③頼りにされてると嬉しくなりやる気が増す
④成長に繋がる
デメリット
①モチベーションが下がる可能性がある
②業務量が増える
ざっと思いつく限りこれくらいはあると思います。
今回はあなたのデメリットの部分について。
あなたのデメリット
①思い通りの出来栄えにならないことがある
どんなに細部まで業務を引き継いだとしてもほとんど思いが伝わっていないことが当たり前と思ってください。
お願いする相手については【誰に仕事をお願いすべきか】相手の得意不得意見極め2つのコツをご覧ください。
まず業務を任せる時に「わかりました」と返事が返って来ても分かっていない可能性があります。
「わかりません」と言えないのかもしれません。
分かっているつもりでも解釈が違っている可能性もあります。
ここは相手の表情や返答の仕方で悟ってほしいところです。
分からないには理由があります。
【わからない理由】
・あなたの説明の仕方に問題がある
・わかりませんと言えない雰囲気、空気感がある
・わかっていないと思われたくない
・本当に理解したと思い込んでいる
これらを無くすためにはしっかりと引継ぎ時間を設ける事が大切です。
別室に移動してじっくり説明するのも良い手だと思います。
別室については面談でも同じことが言えます。
詳しくは【部下を指導する場所を理由付きで解説】守らないと信用を失います!を参考にしてみてください。
別室での説明だと任命されてる気がして相手によってはやる気に繋がるでしょう。
しかし、そこまでしても思い通りの答えは返ってこないでしょう。
これに対して否定してはいけません。
ここからは下に記載します。
②何度も途中経過を確認する手間が発生する
どんなに手間であっても必ず途中経過を確認してください。
理由
お願いした内容の軸がずれていないことを確認するため
締め切り間近で初めて確認するとなると根本がズレた内容だった場合は大変です。
だから必ず早い段階で途中経過を確認しましょう。
仕事をお願いする時の伝え方については下の記事を参考にしてみてください。
→【超重要な仕事の伝え方】部下育成係は4つの基本をマスターせよ!
→【部下への指示が伝わらない】話の進め方のコツを5つだけ解説
何度も確認することで定時で帰れなくなる前に【仕事が定時で帰れない】笑顔で帰る5つのコツを教えますもご覧ください。
あなたのデメリットのまとめ
多少考えと違う内容であったとしても目を瞑れる部分は瞑ってあげましょう。
初めて仕事を任せる相手であれば尚の事です。
相手のスキルを加味した上で指摘内容を考えてください。
確認と指定を二度三度繰り返して一つの仕事が完了するのでかなり手間と労力がかかります。
しかしこれが面倒だからと自身でサッとこなしてしまうと、相手の成長のチャンスを閉ざしてしまいます。
上司として部下を育成する立場である以上はグッと堪えてください。
乗り越えればあなたの今後の仕事は楽になり、明るい未来が待っているでしょう。
そう信じてください。
仕事を任せることでデメリットはあります。
しかし、デメリットも後にメリットに繋がってきます。
部下の力を信じて任せることもリーダーにとって必要不可欠なことなのです。
部下のデメリット
①モチベーションが下がる可能性がある
・自分は忙しいからお願い
・これやっておいて
任せる理由の説明無しは良くありません。
仮に本音はそうであったとしても言いようってものがあります。
ではどう言えば良いでしょうか。逆にあなたならどう言われたらやる気が出るでしょうか。
【例】

Aさん

はい

Aさんは※①細部にまで目が行き届いていていつも助かっています。
今ちょっと※②困っていることがあるんです。

どうしました?

※③他の人には無いあなたの能力を少し貸してもらえませんか?
・※①相手の仕事ぶりや能力を褒めてからお願いする
※②困っているとはっきり伝える(頼りにされてると思ってもらう)
※③あなたの力を貸してほしいということを伝える
上記のように伝えることでモチベーションが下がることを防ぐことが出来るでしょう。
それでも下がるようならそもそもモチベーションが下がっているなど、他に何か問題があると思ってください。
②業務量が増える
業務量が増えても業務時間の範囲内に終えられるのであれば構いません。
もし、終えられない場合は下記対策を取りましょう。
・今抱えている業務で優先順位を一緒に考える
※優先順位については別記事を詳しく解説しています。
・何かの業務を他の人に任せる
・業務自体を無くす
・残業も視野に入れる
これで解決に繋がるはずです。
まとめ
仕事を任せることで多くのメリットがあることをお分かりいただけたでしょうか?
任せることで部下は成長します。
稀に部下との衝突も発生するかもしれません。
しかしそれを乗り越えなければお互いに成長が止まってしまいます。
仕事を任せることで獲られる成長を信じましょう。
成長させてあげましょう。
部下を信じましょう。
部下をやる気にさせる魔法の言葉は【超ド級】仕事で部下をやる気にさせるたった1つの魔法の言葉で解説しています。
【雑談(自慢)】 私の経験からの自負を紹介
私も新店舗の物件開発調査、賃貸借契約関連、図面ゾーニングやレイアウト決め、工事内容の把握と業者への説明、立ち上げ準備、スタッフ採用と研修、さらには既存店舗の店長となかなかの業務量をこなしてきましたがそうなると優先順位を考えて業務を進めるしかありません。
自身しかできないことと他の人でもできることを完全に分けました。
つまりは既存店舗はスタッフにほぼ任せたということです。
そうすることであり得ないほど強いチームが出来ました。
正直私は必要ないレベルでした(笑)
これは思い切ってチームを信用した結果だと思います。
電話では常にフォローを入れたりメールで共有事項は転送しており、部下はそれに対して上手く対応してくれました。
私が担当する店舗のチームは常にこのレベルでした。
担当して始めはそうでなくてもそうなっていきました。
ここに関しては私の自負です。
まぁ個人面談は数えきれないほど実施しましたけど(笑)
問題がない店舗など存在しないものですから。
部下を信じて任せた結果、実績にも繋がり良い事だらけでした。
この章があなたの人生にとって役に立ち、一つでも悩みを解決することが出来れば幸いです。
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