- パーソナルトレーナーって何
- パーソナルトレーナーは何する人
- 資格は必要なのか
- 資格にはどんな種類があるのか
- 誰でも取得できるのか
スポーツジムやフィットネスクラブでは自社、もしくは外部のパーソナルトレーナーが存在する。お客様はパーソナルトレーナーの指導を受けることで目標への近道となり顧客満足に繫がる。結果継続に繫がり会社の売上が伸びる。
ジムに勤めている正社員は特にパーソナルトレーナーの資格を取得すべきです。せっかくジムという自己啓発に最適な職場にいるのですから、会社を上手く利用しない手はないと考えています。
この記事ではジムで取得しておくべきパーソナルトレーナーの資格について解説します。この記事を読めばパーソナルトレーナーの資格を取るべき理由が分かり、転職後すぐにでも資格取得に向けて動けるようになります。すでにジムで勤務している人にも有益な情報ですのでぜひ最後までご覧ください。
パーソナルトレーナーとは
まず初めにパーソナルトレーナーについて簡単に解説します。パーソナルトレーナーとはマンツーマンでトレーニング指導するトレーナー。
もう少しかみ砕くと、パーソナルトレーナーに必要な資格を取得している人が、運動に関することで何かしらの悩みや目標を持っている人(クライアント)に指導することだ
ジムに通う人は何かしらの目的や目標があります。
- ダイエット
- シェイプアップ
- 筋力アップ
- 健康維持
- 体力向上など
スタジオプログラムや個人でのトレーニングではなかなか思うような効果が得られません。効果を更に上げたい場合はパーソナルトレーナーにその人だけにあったトレーニング方法を教えてもらいメニューを作成してもらうのです。
ジムのスタッフなら誰でもできるんじゃないの?
ジムのスタッフでもマシンの説明や決められたフォーマットの中でのメニュー作成はできますがクライアントであるその人だけの特別なトレーニングとなると知識や経験が必要になります。クライアントだけのメニューだから有料で予約を受けることになります。
・決められた運動メニューでランニングマシン20分歩く
・クライアントの目標を加味してエアロバイクをレベル10で60分漕ぐ
ジムスタッフが行う運動指導より更にその人に合う、踏み込んだメニューを作成します。
ジムで決められたフォーマットに沿ったメニューは運動初心者でも無理なくできる仕様になっているんだ
マシン名や時間、回数など必要な情報が元々記載されていることが多いんだ
だから新スタッフでも1カ月くらい研修を受ければメニュー作成ができてしまうんだ!
有料であるパーソナルトレーナーが作成するメニューは1人ひとりの年齢や目標、悩み、体調に合わせて作成するから誰でも作成できるレベルのメニューではないのです。
ちなみに私も無料の初心者向けメニューを自店舗の会員向けに作成して、入会者全員に受けてもらっていました
メニューを卒業した後に継続して受けられるメニューを新たに開発していて、とても好評でしたよ!
これも会員満足の一環として無料配布していました
パーソナルトレーナーの種類
パーソナルトレーナーは国家資格ではなく、民間で取得できる資格です。
- 実技だけ
- オンラインだけ受講する
- 1年通う
最近では専門分野に特化したパーソナルトレーナーがあります。
- 美尻専門
- ダイエット専門
- リハビリ系
誰でもパーソナルトレーナーになれる
パーソナルトレーナーの資格は国家資格ではなく民間で取得できます。つまり、誰でも取得することができます。とはいえ、簡単に取得できるわけではありません。最低限必要なスキルとしてトレーニング、栄養学、生理学、解剖学に関する知識と指導スキルが必要です。もちろん勉強する必要があります。
勉強には独学とスクールの2種の方法がある
資格の種類に関しては「パーソナルトレーナーに必要な3大資格と費用、取得すべき資格と難易度」で解説しているけど、独学は正直厳しいな。。
スポーツ専門の大学を卒業しているならまだ何とかなるかもしれないけど。。
未経験者はスクール一択です!
パーソナルトレーナーに必要な3大資格と費用、取得すべき資格と難易度
パーソナルトレーナーってどんな資格があるの?
違いも知りたいな
パーソナルトレーナーの資格は3種類あります。
それぞれを簡単に解説します。
資格1:NSCA-CPT
認知度が高く就職や転職での採用基準にもなっているNSCA。米国に本部を持つNSCAの日本支部をNSCAジャパンと言い、子供から高齢者、アスリートまで指導できるスキルを身に付けられます。ジムの会員様の中にはマラソン大会参加に向けてトレーニングに励んでいる人が多いように感じます。そんなアスリートはパフォーマンスの向上を目的にしています。「走っている途中で膝が痛くなる」「筋肉が持たない」などケガの予防もできることで強いトレーナーになれます。
NSCAには指導する対象者に合わせた2種類の認定資格があります。
- CSCS
- NSCA-CPT
CSCSの指導対象は主にアスリートやスポーツチームであることに対して、NSCA-CPTはアスリートだけではなく、年齢や性別に関係なく幅広い層を対象としており、フィットネスインストラクターやスポーツ指導者が取得する資格です。
ジムでパーソナルトレーナーになりたい場合はNSCAジャパンのNSCA-CPTを取得しましょう。
資格2:NESTA-PFT
NESTAはアメリアに本拠地を置くパーソナルトレーナーの資格認定団体で世界80カ国でNESTAの資格を持ったインストラクターやトレーナーが活躍している。NESTAはパーソナルトレーナとして知識や技術を教育するだけではなく、ビジネスマインドを兼ね備えたトレーナーを育成していて、トレーナーとして成功のサポートを行っている。
NESTAには指導する対象者に合わせた2種類の認定資格があります。
- PFT認定
- スペシャリスト資格
PFT認定はフィットネスに関する技術や知識だけではなくビジネススキルなどトレーナー活動に必要なスキルを総合的に学ぶことができます。パーソナルトレーニングの考え方や売り込み方など現場で活躍できるトレーナーを目指せます。スペシャリスト資格は「糖尿病予防」や「スイミング」など20種類あり、何に特化したトレーナー活動をしたいのかが明確になっている人にはオススメです。18歳以上であれば誰でも受講でき、趣味でトレーニングしている人など幅広く受講されていて比較的合格しやすい資格です。
ジムでパーソナルトレーナーになりたい場合はNESTA-PFT認定を取得しましょう。
資格3:JATI
日本の環境や実情に合ったトレーニング理論が学べる日本発の教会。全世界から情報を収集し、日本に適合したトレーニング法や指導法、システム等について構築したのがJATIです。日本人と欧米人では体格も筋力も違います。日本を対象としたトレーニングであれば日本人の体格に合ったトレーニング法を提供する必要があります。JATIは日本人に特化した資格です。
JATIの資格は3段階あります。
- JATI-ATI
- JATI-AATI
- JATI-SATI
【JATI-ATI】トレーニング指導者
始めに取得する資格。科学的根拠に基づいて運動プログラムを作成、指導するために必要な知識を習得する。スポーツ選手や一般人を対象にしたトレーニング指導の専門家として活動するための基礎資格。
【JATI-AATI】上級トレーニング指導者
上記より更に高度な知識を有する上級者という位置付け。
【JATI-SATI】特別上級トレーニング指導者
きわめて高度な知識と技術を有しており、長期実務経験とすぐれた指導実績を保持している人に授与される。国内を代表する指導者として業界の社会的地位向上を担う最上級資格という位置付け。
ここまで来るとジムとはかけ離れるから参考程度にね!
でも取得していると他のパーソナルトレーナーに差が付くこと間違いなしだよ!
プロへの指導って憧れるよね
将来的にプロのアスリートに指導したい場合はJATIを取得しましょう。
ジムのパーソナルトレーナーはこれを取得せよ!
上で3つの資格について簡単に解説しました。結局どの資格を取得すべきなのかをまとめます。ジムでのパーソナルトレーナーに必要な資格は次の2つのどちらか、もしくは両方です。
【NCAT-CPT】
アスリートだけではなく、年齢や性別に関係なく幅広い層を対象としており、フィットネスインストラクターやスポーツ指導者が取得する資格
【NEST-PFT】
ビジネススキルなどトレーナー活動に必要なスキルを総合的に学ぶことができる。パーソナルトレーニングの考え方や売り込み方など現場で活躍できるトレーナーを目指せる
JATIは長い目で見て将来的にプロのアスリートに指導したい人におすすめなので今回は候補に入れていません。
就職や転職で有利に進めるためにはこれら資格はあった方が良い。
資格が必須という企業もあるからね。
まとめ
パーソナルトレーナーの資格の種類とパーソナルトレーナーになるメリットを解説しました。パーソナルトレーナーは国家資格ではなく民間で取得できるため、極論は誰でも取得することができます。とはいえ、決して簡単ではなく、スクールに通いながらジムの現場で経験を積む事が望ましいのです。
パーソナルトレーナーは軌道に乗れば独立することができる夢のある仕事です。単価設定や1人に対する指導の回数にも寄りますが、月50万円は決して夢ではありません。
ジムへの転職を検討している人や、すでにジムに勤めている人は全員、独立できるチャンスがあります。せっかくジムに勤めるのであればパーソナルトレーナーの資格を取り、独立して自由な時間とお金を手にしてはいかがでしょうか。
フィットネス業界に強い転職エージェントを知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。