・仕事が遅い部下の指導に困っている
・何度言っても直らない
・このままだと耐えられない
なんでも率なくこなせるあなたからすれば要領が悪い人や仕事が遅い人を見るとイライラしますよね。
自分が関係ない立場であれば見て見ぬ振りもできますが、その仕事振りが自身の仕事に影響するとすれば・・・
これが上司への提出物で期限が迫っていたとすればストレスはやばいですよね。
このまま何も改善されなければマンパワーで乗り切るか部下を移動させるか自身が職場を去るか・・・
ストレスで毎日イライラしているくらいなら何かしら行動すべきです。
私はマンパワーが多いかもしれません(笑)
そうせざるを得ない時もありますよ・・・
私はこれまで数えきれないほどの人材育成や指導係を務めてきました。
その中で学んだことは相手の特徴に合わせて教えるスピードを変える必要があるということです。
「自分でもできるから誰にでもできる」と考えていた時期がありましたが、実際には全くそんなことは無く、「自分が出来る方なのか?」と思ってしまうくらいでした。
仕事に学歴は全く関係ないなとそこで思いました。
一流企業だと頭が良い方が本気で取り組んだ時のレベルは高いのかなと思いますが、アルバイトから社員に昇格できるような企業だと実際に努めたら頭は関係ないのかなぁとも思います。
もちろん昇格できればの話ですが・・・
この記事は仕事が遅い部下に対する対策について解説しています。
この記事を読めば、部下への対応方法とゴールに向けて部下をどう教えていくのかが解ります。
結論、会社が求めていることに合わせることです。
全てを100点でこなす必要はないのです。
これは要領の問題です。
仕事には質より量やスピードの方が大事な場合がある
早速本題です。
仕事には質より量やスピードの方が大事な時もあり、逆もあるんです。
質と量、スピードを使い分けずに仕事をこなしているといつかパンクしますよ。
質と量とスピードの3つの使い分けについて解説します。
ポイントはたったの1つだけ。
それは
たったこれだけです。
と言ってもここが理解できないと非常に難しい課題かもしれません。
以下で会話形式で解説しますね。
質・量・スピードの例1
〇〇さんすまない。
急ぎの仕事を頼まれてくれないかい?
慌てていますがどうしました?
私で良ければ協力しますよ。
実はね、さっき経理に呼ばれて株式会社A商事の先月分の発注リストを1時間後に提出するように言われて困っているんだよ。
どうやら経理も今これに気づいたらしくてまいったよ。
特に提出形式の指定はないんだ。
私は他の案件で手が離せなくて、すまないがお願いできるかな?
さぁ困りました。
タイムリミットはたったの1時間です。
この場合は「質・量・スピード」のどれを優先しますか?
冷静に考えたらわかりますね。
正解はスピードです。
上司の会話にヒントが隠れています。
実はね、さっき経理に呼ばれて株式会社A商事の先月分の発注リストを1時間後に提出するように言われて困っているんだよ。
どうやら経理も今これに気づいたらしくてまいったよ。
特に提出形式の指定はないんだ。
私は他の案件で手が離せなくて、すまないがお願いできるかな?
上の黄色線の計3か所がヒントです。
あと1時間しかなく、しかも経理が気づくのが遅かった。
そして提出形式に指定はない。
とにかく急いでいるんです。
1時間で提出は必達。
そうなると形式作成に時間はかけられません。
要点だけ抑えてさっと形式を作成して間違いがないように作成する必要があります。
ということは提出する形式にこだわりを持ってゆっくり考えている余裕はないですよね。
時間がかかりそうな作業であることはわかるので、要点だけ押さえてあとは正確に作成です。
期限までに正確に必要な内容だけ分かれば良いのです。
という訳で正解は「スピード」です!
実際にここまでヒントをくれる上司がいるかどうかはわかりません。
ヒントを貰えない場合はどのパターンで仕事をこなせば良いかわかるヒントをあなた自身が探りましょう。
質・量・スピードの例2
先ほど社長から、20日後の会議であなたが企画したイベントについてプレゼンしてほしい頼まれたんだよ。
忙しいところ申し訳ないが資料作成をお願いできないかなぁ?
本当ですか!?
それは嬉しいです!
アピールのチャンスですね!
頑張ります!!!
この場合は「質・量・スピード」のどれでしょうか?
これも簡単ですかね。
正解は「質」です。
社長にアピールするチャンスです。
このプレゼンが成功すればあなたの企画が通ります。
そりゃ質に拘りますよね。
幸いまだ20日もあります。
頑張ってもらいたいです。
質・量・スピードの例3
イベント企画室から次のイベントでお客様にお渡しする景品をできるだけ多くピックアップしてほしいと言われたんだが明日時間を合わせて一緒に考えてくれないかな?
わかりました。
明日なら13時から1時間取れそうです。
この場合は「質・量・スピード」のどれでしょうか?
正解は「量」です。
ここでも上司の会話のヒントが隠れています。
イベント企画室から次のイベントでお客様にお渡しする景品をできるだけ多くピックアップしてほしいと言われたんだが明日時間を合わせて一緒に考えてくれないかな?
黄色線であるようにできるだけ多くの案を望んでいますね。
人によって多いの基準はわかりません。
だから過去の経験や上司に相談しながら企画室が本当に望んでいる個数をある程度考えて提案しましょう。
質・量・スピードは会社の求めることに合わせると良い
もうお分かりのように、会話の中にヒントが隠れています。
会話がほとんどなく、ただ任されただけでも、あなたからヒントを聞き出してください。
仕事を任せるのが下手な上司だなぁ。
仕方ないからこちらから聞いてあげよう
と心の中で思えば良いのです。
結論、会社の求める事を先に考えて、求めることに合わせて動くことが重要だという事です。
要領良くやらないと本当にパンクしますよ!
私は要領よく仕事ができない人を何度も見てきていますが本当に大変そうです。。。
誰に仕事をお願いすべきかについては【誰に仕事をお願いすべきか】相手の得意不得意見極め2つのコツをご覧ください。
仕事の呑み込みが遅い私のような人には気長に教えてあげてください
要領関係なく仕事が遅い人は大勢います。
私も初めての仕事に関しては誰よりも効率が悪く、要領悪く、遅い自信があります(笑)
これを部下に言うと冗談を思われてしまいますが・・・(笑)
私の部下と新しいことに取り組もうと思えば私の方が理解が遅い自信しかありません。
私の場合はスタートが超遅いのですが、慣れると誰よりも早くなる自身はあります。
実は私の得意分野は育成指導だけではなく整理整頓もなのです。
どちらかと言うと整理整頓の方が得意なんです。
整理整頓に関しても将来的には書こうと考えています。
話はそれましたが、仕事が遅い人に対しては私のように今後に期待しつつ気長に観察しましょう。
しかし、気長にも限界はあります。
これが半年も1年も続くと流石に指導する必要があります。
部下の向き不向き、得意不得意にも関わってきます。
部下の得意不得意の見極め方については【誰に仕事をお願いすべきか】相手の得意不得意見極め2つのコツをご覧ください。
最終手段は上司へ相談するのが一番
あなたではお手上げという時には最終手段として上司に相談してみてください。
ここで大事なのは上司に相談するという事です。
相談であって丸投げではありません。
自信のスキルアップのためにも極力自信で対応してください。
そうしないといつまでもあなたが育ちません。
そもそも相談に乗ってくれない上司であればあなたを育てる気がありません。
そこの会社に居続けても先が見えないでしょう。
そんな時は転職も検討すべきです。
これを機にコロナ禍で生き延びる会社に転職しましょう!
今務めている会社や職種が自信に合っているかを確かめたい場合は仕事での強みを知るにはリクルートの【グッドポイント診断】一択をご覧ください。
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そのまま転職を検討しようか考えた場合は【コロナの影響で転職】エージェントがおすすめな理由と3つのメリット11のエージェントをご覧ください。
まとめ
今回は仕事の「質・量・スピード」について解説しました。
会社は以外にも常に100点を望んでいないのです。
ですから仕事の内容に応じて「質・量・スピード」を正確に選択しましょう!
それから、部下が本当に「仕事が遅いだけなのか」「会社が求めているやり方ではないだけなのか」を確認します。
そして、仕事が遅い人に対してはサポートしつつ成長させてください。
育成指導係とはストレスが溜まるものなのです。
みんな同じ経験をしていますし、私も同じです。
悩んでいる人はあなただけではありません。
ご安心ください。
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