社会人1年目や新卒が今、一番大切なのは現場業務に集中すること

仕事の悩み【新卒・1年目】

・新卒なのにいきなり部下ができて不安。
・何から手を付けたら良いかわからない。
・まずは現場の仕事覚えようかな。

新卒など社会人1年目が配属された職場に既存スタッフが働いていることはよくある話です。
接客業で特に飲食やコンビニなどはアルバイトスタッフが主軸になっている印象で、その他、数多くの業種があるのではないでしょうか。
仕事経験が豊富な人材であれば配属後何から着手すべきかを把握しているかもしれませんが、新卒など社会人1年目ではなかなかわからないものです。
学校では教えてもらえないず、仕事の経験が薄いのでわからなくて当然です。
しかし、実は配属後何をしなければならないかを把握した上で計画的に動かないと、今後のスタッフとの人間関係で悩むことになります。

私は20年以上接客業に携わり、数えきれないほどの人数を育成指導してきました。
仕事を完璧に理解し、誰よりもできる人材でありたいという向上心だけは人一倍強かったのが幸いし、学ばずとも人間関係は上手くできていた方なのかなと思います。
この「 仕事を完璧に理解したい、誰よりもできる人材でありたい、向上心は人一倍強かった 」ことが結果、全てプラスに働いたのかなと思います。
当たり前のことをただまじめにこなして、わからないことが何もない状態にして、自分に自信を持って仕事をしたかったのです。

この記事では、私の過去の経験より、新卒や社会人1年目がまず何をすべきか、その理由は何かについて書いていきます。

この記事を読むことで、結論でもある、一番大切な「現場業務に集中する理由」がわかります。

社会人1年目や新卒が今、一番大切なのは現場業務に集中すること

結論、社会人1年目や新卒が入社してすぐに、一番大切なやるべきことは現場業務に集中することです。

あなた
あなた

仕事が解らないんだから現場業務を覚えるのは当然だよね

こう思うでしょうが、なぜ「一番大切」なのでしょうか。
あなたはこの答えがわかりますか?

・現場業務をマスターしないと既存スタッフはあなたを信用しないし認めないから
・既存スタッフに認められて初めてチームとして成り立つから

仕事なので現場の業務を覚えるのは当然です。
ここでは現場の業務をただ「覚える」ではなく、現場の業務に「集中する」という所がポイントです。

現場の業務をただ「覚える」ではなく、現場の業務に「集中する」 3つの理由

私

現場の業務をただ「覚える」ではなく、現場の業務に「集中する」 理由について解説します。

①スタッフへの頑張っているアピール
②何より現場優先という姿勢をスタッフに見せる
③スタッフから信頼を得る

覚えるだけでは今後のスタッフとの人間関係には繋がりません。


現場業務を集中的に行うことでスタッフはこう思うでしょう。

スタッフ
スタッフ

・あの社員すごくまじめに現場の業務こなしているなぁ
・社員業務もあるはずなのにいいのかなぁ
・すごいなぁ

スタッフにマイナスに捉えられることはありません。
むしろスタッフからのあなたを見る目や感じ方は変化していきます。

しかし、本当に1日8時間ガッツリ現場でスタッフと全く同じ業務をしていては社員としての業務が回りません。
スタッフがいない時間を利用するなどして社員業務も回す必要があります。
現場業務に集中することも必要だし、社員業務も必要です。

まずはあなたの現場業務に対する姿勢をスタッフに認めてもらいましょう!
スタッフに認めてもらわない事にはその先の人間関係が上手くいきません。

私は部下がスタッフとの人間関係で悩んでいる所を何度も何度も見てきていますし、スタッフが私の部下への思いを私に打ち明ける事も頻繁にありました。
スタッフと役職が離れているにも関わらんずスタッフから「話聞いてください」と言われることもありました。
そのほとんどの理由は「現場業務に集中していないこと」から発展している問題です。
あなたには付いていかない、従わないということに繋がるのです。

何よりも現場業務を優先して、業務への姿勢を見せ、スタッフからの信頼を勝ち取りましょう!

現場業務に集中しないことで起こる3つの問題

現場業務に集中しないと様々な問題が発生します。

①仕事への姿勢がスタッフには伝わらない
②スタッフが気づかない問題にあなたも気づけない
③信用されなくなる

1つづつ解説していきます。

①仕事への姿勢がスタッフには伝わらない

ただ仕事を覚えるというのはアルバイトでもできます。
アルバイトだけではなく、小学生や中学生も覚えてこなすことはできます。
同じレベルの考えで仕事をしていてはいけません。
あなたはスタッフの上司になる人材です。
仕事をしているあなたの背中で見せつけるくらいガムシャラになってみてください。

②スタッフが気づかない問題にあなたも気づけない

仕事を覚えてこなしていくだけでは、スタッフが気づかない問題にあなたも気づけない可能性があります。
現場業務に集中していると様々な問題に気付けるはずです。
いくら仕事ができるスタッフばかりでも100%完璧などあり得ないですからね。

清掃で例えてみましょう。

スタッフ
スタッフ

店舗外回りの清掃が終わりました。

あなた
あなた

完璧じゃないですか!

素晴らしい!

集中者
集中者

(あなたへ)ちょっとここ見てもらって良いですか?

完璧と言っていましたが、この裏が全く清掃できていないようですよ。

このように普段気づけない事でも自然に気付けるようになります。
スタッフの清掃を部下がチェックして、チェックした後を私がチェックするとまだまだ詰めが甘いと思う事ばかりです。
それは初めの段階で現場業務をこなしただけで、集中していなかった結果と言えます。

③信用されなくなる

業務が完璧ではない社員をスタッフは信頼するでしょうか?信用するでしょうか?
上の会話形式の例のように私から指摘を受けているようではいけません。

スタッフ
スタッフ

完璧って言ってたのに・・・
それなら初めから教えておいて欲しいし、知っておいてくれよな。

これでは信用されなくなりますね。

現場業務に集中してスタッフが気付けない問題を発見し、改善に繋げましょう!
そうすることで「そんなところまで気付くんだぁ」「よく見てるなぁ、次いからやろう」と思うようになっていきます。

現場業務をしながら社員業務をこなすたった1つのコツ

会社が新卒しか採用しなかったり、社員だけというケースだと、あなたは部下が1人もいないため、自分の業務に集中できます。
しかし、いきなり部下を持つことになるため、どうしても多忙になりがちです。
そんな中でも現場業務を優先すべきです。

残業が嫌だから、仕事が溜まるのが嫌だからと社員業務に比重を置くと、段々と現場業務をやらなくなります。
現場業務をやらないと確実にスタッフからの信頼を勝ち取れません。
しかし社員業務も欠かせない。
ではどう対応すれば良いでしょうか?

仕事のスピードをスタッフよりも早く確実にこなせるようになる

仕事のスピードをスタッフよりも早く確実にこなせるようになる と空き時間が生じます。
この空き時間を利用するのです。

1か所10分の清掃箇所に対してスタッフは10分、あなたが5分だと5分の余裕が生まれます。
清掃箇所が多ければその分余剰時間が発生するため、自信の社員業務にも取り組めるのです。


これを現実にするためには普段の現場業務の効率化を常に考えて業務にあたる必要があります。
入社してすぐはなかなか難しいですが、慣れてくると仕事のスピードが上がってきますよね。
要領良く且つ上手く回せる人材になってください。

それでも時間内に仕事が終わらないこともあります。
残業の付け方については【残業の付け方・やり方】残業を認めてもらう2つのコツを解説で解説しているので参考にしてみてください。

まとめ

新卒や社会人1年目に求められる仕事は現場業務に集中することです。
集中することで細部の問題に気付けてスタッフからの信頼度が増します。
そんな中で社員業務もあります。
社員業務をこなすためには1つひとつの業務スピードを上げる必要があります。
スピードが上がればその分余裕が生まれ、社員業務もこなせるようになります。

社員業務にばかり着手しているとスタッフの信頼を勝ち取ることはできません。
そうなるとその後の仕事に悪影響になるため絶対に避けなければなりません。
今が一番大変な時期です。
あなたを信頼してくれる部下が増えればあなたは確実に楽になります。
その未来のための試練と考えて前向きに取り組んでください。

【仕事の悩みはこれで解決!】社会人1年目や新卒がスタッフとの人間関係を築くポイントまとめ


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